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行動を起こすエネルギー「基本的欲求」

  • 各欲求詳しく解説

人は、生まれながらに5つの欲求を持っており、自らの欲求を満たすために行動します。こうした欲求を、精神科医ウイリアム・グラッサー博士の『選択理論心理学』に基づき、「基本的欲求」と呼びます。

基本的欲求を詳しく解説

基本的欲求は以下の5つで構成されています。


生存
安心で安全な状態を求める欲求
愛・所属
人と時間や体験を共有したい、誰かをお世話したいと思う欲求

達成や評価を求める欲求
自由
自分で考え、選択したいと思う欲求
楽しみ
あらゆることを楽しみたいと思う欲求


これらの欲求にはそれぞれ強弱があり、考え方や行動の違いを生んでいます。子どもの行動で「なんでこんなことするの?」と思うことがあれば、それはあなたとお子さんの欲求が異なる可能性があるのです。

こうした「なぜ」「どうして」を感じる時こそ、欲求への理解を深めるチャンスです。

基本的欲求を知り、お互いの違いを理解することで、日頃のイライラが新たな発見に変わっていくかもしれません。親子の違いを発見するために、「基本的欲求発見テスト」を活用していきましょう。


欲求は強い方がいいの?

基本的欲求の強弱は人それぞれ、生まれた時から違います。こうした欲求の強弱を、SDKidsでは、器のキャラクターで表現しています。



基本的欲求は、食べ物のように日々満たす必要があるため、強ければ強いほど良いわけではありません。基本的欲求が強い人は、その分、たくさんの行動で大きな欲求の器を満たす必要があるのです。

そのため、欲求を自分の力で満たせるようになることがとても重要です。お子さんが自分で自分の欲求を満たせるように、適切にサポートしていく必要があるでしょう。

観察する、行動を見守る



お子さんの基本的欲求を満たすために必要なのは「お子さん自身が行動すること」です。保護者の方は、お子さんの行動を観察し、「どんな欲求を持っているのかな」「どの欲求を満たそうとしているのかな」という視点で、見守っていきましょう。

また「保護者の方ができるのはあくまでサポートまで」ということを忘れてはなりません。お子さんの欲求を満たす責任は、お子さんが持っていることを伝えていきましょう。



各欲求のくわしい解説

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