解説・説明 (大人)

楽しみの欲求が強い人

  • 大人
  • 強い欲求

楽しさや学びを求める欲求

楽しさの欲求とは「遊び」や「学び」によって満たされる欲求です。人は多くのことを学ぶことで生き延び、発展を遂げてきました。読書や音楽鑑賞、旅行、勉強などが欲求を満たすために役立ちます。

楽しみの欲求が強い人は「好奇心・ユーモアあふれるタイプ」

考え方や行動の傾向


ユーモアを好み、なにごとも楽しみたいと思うタイプです。さまざまなことに興味を持ち、常に新たなチャレンジをしようとします。好奇心旺盛で、学ぶことにも意欲的です。


大切にしていること


  • 楽しさ
  • ユーモア
  • 好奇心
  • 変化していくこと

ポイント

楽しみの欲求が強い人が欲求を満たすためには、日常にちょっとした新しさを感じる工夫が必要です。チャレンジしたり、発想力が発揮できたりする環境だと、より欲求が満たしやすいでしょう。

また、ユーモアを求めるあまり、不真面目に捉えられないか注意が必要です。自分の考えを適切に相手に伝えることで、人間関係の摩擦を減らしていきましょう。

楽しみの欲求が強い人のための9か条


Myself(自分について)



とことん知る、深める


未知のことを知ること・経験することで欲求が満たされるタイプです。
たとえば、詳しい人の話を聞く、情報収集する、興味があることはとことん探求するなどの行動で、満たされる感覚を味わえます。

好奇心に従って物ごとを深められる才能があるため、自分の特性を活かして新たな専門分野を開拓していくとよいでしょう


つまらないときこそ、ユーモアを


単調な作業に「やる気が起きない」と悩んでいませんか?
自分なりの取り組み方を考え、工夫すると、つまらない作業への見方が変わるかもしれません。新しいアイデアを試したり、周囲の人と冗談を言い合ったりしていきましょう。

また、独自のアイデアや発想力を活かして「どうしたらもっと楽しめるか?」と考えることも大切です。周囲の意見や環境に配慮しつつ、ユーモアあふれる行動を心がけていきましょう。


「面白い!」のすべてが学び


学ぶことで欲求を満たせるタイプです。対象となる学びは、机上で行われる勉強だけではありません。クイズ番組や映像などを見て「そうなんだ」と感心している瞬間も、学びを得て、欲求が満たせます。

学習を広い意味でとらえて、気になることは追求していきましょう。こうした活動で、ご自身の成長を実感できます。


Relationship(親子・人間関係について)



伝える技術が、アイデアを広げる


多方面にアンテナを張り、アイデアをひらめく方も多いでしょう。
アイデアの良し悪しに関わらず、考える行為自体で自分の欲求は満たせます。

思いついたアイデアを活かすためには、伝える技術を磨くことをおすすめします。自分の考えを紙に整理したり、たとえ話を用いて話したりすることで、アイディアを広げていきましょう。


学んだことはアウトプットする


楽しく学んだことをアウトプットする機会を持つと、欲求がさらに満たしやすくなるでしょう。

アウトプットの例)

  • 人に話す
  • 関連性のある場所を訪れる
  • 趣味を副業にしてみる


工夫次第で可能性が広がります。アウトプットを通して同じような仲間に出会えると、新たな刺激がもらえて、学びが加速していきます。


「受け止め方の違い」に気をつけて


ユーモアを込めて言ったことが、相手によっては「ふざけてちゃんと聞いてくれていない」と思われることも。「相手にも伝わっているはず」といった思い込みに注意し、意図が正しく伝わる関わりを心がけましょう。

例)

  • 冗談はわかりやすい形で話す
  • 相手が楽しんでないのに楽しみを押し付けない


自分は全然気にならないことが、相手にとっては引っかかる場合もあります。特に、お子さんはユーモアが理解できず、「からかわれた」と感じます。

人を下げるような言動は控え、価値観をアップデートしていきましょう。


冗談にも「ヒント」を込めて


普段の会話に「冗談」が欠かせないあなた。相手を「クスッ」と笑わせたい、相手の反応を楽しみたいと思っているでしょう。


楽しみの欲求を活かしつつ、他者と円滑な人間関係を築くためには、相手に合わせた配慮が必要です。特に真面目な人と話す時は、表情や声色を工夫し、冗談が冗談だとわかるよう心がけましょう


アイデアマンな自分を伝えよう


アイデアあふれる行動が、周囲から理解されないことも。そのため、新しい試みを行う時は、意図や経緯を説明すると、周囲もスムーズに理解できるでしょう。

また、思いついたアイデアを自分一人で試したり、頭の中で練ったりすることでも欲求は満たされます。「他者からの評価」がないほうが、あなたのアイデアを活かせる場合もあるため、状況に応じて対応を使い分けましょう。

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