アプローチ
トライ&エラーに付き合う
見守り、適度に問いながらサポート
子どもは、うまくいかないことから「気付き」や「学び」を得て、再び挑戦します。こうしたサイクルをくり返しながら、自らできることを増やしていくのです。
保護者の方は客観的立場からお子さんを見守り、長期的に応援していきましょう。お子さんが困っている時は、チャレンジの仕方が適切か本人に問いかけ、振り返りながらトライ&エラーに付き合いましょう。
トライ&エラーに付き合う時の欲求ごとに意識するポイント
「保護者の方の基準」で判断するのは要注意

お子さんを見て「うまくいってないみたい」「また失敗している」と思う時は、注意が必要です。なぜなら、お子さんの挑戦がうまくいっているかどうかを「保護者の方の基準」で判断している可能性があるからです。
お子さんの挑戦が順調か判断するのは、お子さん自身です。心配な時は「調子はどう?」「うまくいってる?」と尋ね、適度な距離感で見守りましょう。また、次の3つのポイントを意識して、お子さんがトライ&エラーをサポートしていきましょう。
子どもがのびのびトライするために!知っておきたい3つのポイント
Point1:お子さんに合った目標を設定をする

はじめからハードルの高い目標を設定すると、達成できなかった時にモチベーションが下がってしまいます。まずは、現実的に達成できそうな「小さな目標」を設定し、スモールステップを踏んでいきましょう。「できた!」と思える瞬間を積み重ねることが大切です。
Point2:ポジティブな声かけを心がける

うまくいかない時は、自分の欠点が気になり、ネガティブに振り返りがちです。そのため、なるべくポジティブな声かけを心がけ、お子さんのやる気を高めていきましょう。
たとえ失敗しても、ポジティブな声かけのおかげで立ち直りやすくなり、次の挑戦にも取り組めるようになります。
Point3:挑戦した後は「できたこと」に焦点をあてる

挑戦した後は「できたこと」に焦点をあてましょう。お子さんが「もう!全然ダメだった!」と言ったり、落ち込んだりしている場合は、「〇〇はできていたよ」と伝え、「小さなできたこと」に気付かせることが大切です。
気付きを促すフィードバックで、次もトライしたい!と思えるポジティブサイクルを作りましょう。
なお、トライ&エラーに付き合う時のポイントについて、欲求別にも解説しています。お子さんの強い欲求をもとに、お選びください。