アプローチ
トライ&エラーに付き合うーお子さんが「生存の欲求」が強い場合のアドバイス
トライの効果や価値を伝える工夫を
生存の欲求が強い子のトライ&エラーに付き合う際は、次のポイントを意識しましょう。
- トライできたことを認める
- トライしたことによる効果を伝える
不安を感じやすいため「やったね!」「いいね」とこまめに声をかけ、頑張りを認めていきましょう。また「今日の挑戦は次に活きるよ!」「次は今日よりもドキドキせずに取り組めると思うよ」など、トライできたことによる効果も伝えていきましょう。
大きすぎる不安は逆効果

生存の欲求が強い人は、不安が大きすぎると挑戦できなくなってしまいます。こうした場面を見かけたら、お子さんの不安を和らげるために、「できそう」と思えるレベルまで調整しましょう。
たとえば「たくさんの人の前でグループ発表する」ことに不安を感じる時は、次のようにレベルを分けて、できそうなことに挑戦してもらいます。
- 1. 発表している人の隣に立ってみる(発表しなくてもその場にいる)
- 2. 名前や学年など、一言だけ発言する
- 3. 一部のフレーズや紹介を担当し、発表する
このように、はじめから「発表する」という大きな目標を目指すのではなく、最終目標に向けてスモールステップに取り組むのがおすすめです。お子さんと話し合い、「できそう」と感じられる目標を設定しましょう。