アプローチ
信じて任せるーお子さんが「自由の欲求」が強い場合のアドバイス
自由の欲求が強いお子さんには、次の3つのポイントを意識しながら信じて任せてみましょう。
- 取り組むかどうかは子どもが決める
- ルールの設定は、一緒に行う
- 子どもが自己決定できる範囲(限度)をあらかじめ明示する
自由の欲求が強いお子さんは、自己選択を大切にします。そのため、信じて任せる際は一方的なルールで接しないことが大切です。
たとえば、ゲームを長時間続けている場合、注意して辞めさせたり、一方的にゲームを取り上げたりする行為は、本質的とはいえません。「やめなさい!いつまでしてるの?!」と注意している時、お子さんは「ここまで終わったら宿題しようと思っていたのに」と思っているかもしれません。
つまり、自分の行動を自分で選んだ感覚が損なわれるとモチベーションが下がってしまうのです。お子さんの行動が気になった時は、一方的にルールを押し付けるのではなく、「ルール作り」と「自己決定できる範囲の明示」を行いましょう。
「ゲームは何分間まで」「〇〇時まで続けていたら声をかける」などを事前に決めることで、お互いのペースを尊重し、実行しやすくなります。自己決定したことを実行する力を育んでいきましょう。