アプローチ

先回りしないで待つーお子さんが「自由の欲求」が強い場合のアドバイス

自由の欲求が強い子を先回りしないで待つ際は、次のポイントを意識しましょう。


  • 子どもの挑戦を制限しない
  • 積極的な介入はせずに待つ
  • 「やらない」という選択肢を用意する

自由の欲求が強い子は、自分で考える・決める・試すことで欲求が満たされます。そのため、先回りしたり、過度にサポートしたりすると、欲求を満たしにくくなってしまいます。

お子さんの欲求を満たすためには、自ら納得して行動を選択し、軌道修正するような過程を味わうことが重要です。保護者の方はご自身の主観で「これは失敗だ」と捉えないように注意し、お子さんを見守りましょう。

「見守るだけ」が不安に感じたら


お子さんを見守るだけだと、ソワソワすることもあるでしょう。なにもしない状況に、不安を覚える方もいるかもしれません。

しかし、お子さんは欲求をもとに行動しており、保護者の方がコントロールすることはできません。もし「親としてできることはないか」と思うのであれば、お子さんの良き相談相手になりましょう。

たとえば、お子さんが自分の課題に取り組まず、先生に指摘されて困っているとします。この時お子さんに現状を聞き、どうしたらできそうかを尋ねることで、今より少しでも良い方向に向かうための選択肢をもてるようになるでしょう。

また、お子さんが課題解決に向けてそもそも行動しない場合は、取り組んでほしいという希望を伝えた上で、お子さんが自ら選択肢できるよう、サポートしていきます。「何もしないからダメだ」「やらせなゃ」と焦るのではなく、してほしいことを伝えて、見守るのです。

基本的に見守りつつ、お子さんが困った時は「相談相手」になることで、お子さんをサポートするよう、心がけましょう。


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