アプローチ
先回りしないで待つーお子さんが「力の欲求」が強い場合のアドバイス
力の欲求がある程度強い子は、次のように考え、行動する傾向があります。
- 「失敗=すべてダメ」と考え、自分自身を極端に評価する
- 「結果が出ないことはやらない」と考え、挑戦自体を諦める
このような言動がみられた場合、お子さんのよい部分に着目して振り返ることが大切です。また、そもそもの目標が適切か、見直してみるのもよいでしょう。
具体的な関わり方のポイントを、挑戦の前と後に分けてご紹介します。
お子さんが挑戦する前にできること
- 全体の見通しを立てる
- 今の現在地を確認する
- 目標達成まで、どれくらいのハードルがあるかを一緒に把握する
こうした関わりは、お子さんの期待値を調整するために行います。失敗しないために先回りするのではなく、失敗を受け入れて前に進めるようにサポートしていきましょう。
お子さんが挑戦した後にできること
- 良いところやできたことを振り返る
- もっと良くするために、改善点や対策を考えてもらう
お子さんが挑戦した後は「できたこと」に着目して関わると、達成感が得やすくなります。
お子さんは何度も挑戦していくうちに、少しづつ成長していきます。保護者の方は、結果を急がずに、お子さんのよいところにフォーカスして、お子さんの成長をプロセス全体で見る習慣をつけていきましょう。