関係
保護者の方が責任を持つのは「自分自身の行動」だけ

自分の行動の責任を持つのは自分自身です。子どもの行動の責任を、保護者の方が背負う必要はありません。「私がなんとかしなくちゃ」という思いから、子どもの行動をコントロールすると、親子の関係性が崩れてしまうため、注意が必要です。
お子さんを見ていて、危険な場合や目に余る場合は、次のように声をかけましょう。
- 「私は〇〇がいいと思うな」(希望を伝える)
- 「〇〇してみるのもいいかもね」(提案してみる)
- 「〇〇したらどうなると思う?」(問いかけてみる)
このように、お子さんに声をかける時は「希望」「提案」「問いかけ」などの手法を使いましょう。
もちろん、声かけを工夫したからと言って、お子さんが思うように動くとは限りません。いまいち反応が得られない場合もあるでしょう。しかし、声かけを工夫し、その後はサポート役になることで「あなたのことを決めるのは、あなた自身」というメッセージを伝えられます。
保護者の方の言うとおりにせず、失敗した時は責めたりしないようにしましょう。その上で「次どうしたらいいと思う?」と声をかけ、お互いにいい関係を保ちながら必要なことを教えていきましょう。
保護者の方の意図を汲んで動いてくれた時は「ありがとう」と伝えると、お子さんも心地よいはずです。お互いに心地よく過ごせるよう、心がけていきましょう。
自分の行動は自分で責任を持つことは、欲求を満たす上でも必要です。